4月8日は、シッダールタ太子、のちの釈迦牟尼世尊(お釈迦様)のお誕生日です。
母、マーヤー夫人が、臨月の近づいた頃、出産のため里帰りをしている道中、ルンビニーという地にて、小休止をとっていました。アショーカ(無憂樹)の花が美しく咲いていて、その一枝を手折らんとしたその瞬間、彼女の右脇からお釈迦様が生まれたと言われています。
この時、お釈迦様がおっしゃった言葉、「天上天下、唯我独尊」は、宇宙の絶対真理を表現したものとして、皆さんも耳にしたことがあるのではないでしょうか。
出家する前の、お釈迦様は、裕福な家で育ちました。衣食住が満たされた環境でした。
出家した後は、苦行を行いました。5年にわたってあらゆる食を絶って、水だけを口にします。
時に、数か月に及んで断食を行い、骸骨のような姿、頭髪はごっそり抜けおち、死人のような皮膚。
しかし、心の満足が得られない、精神的な幸せが感じられないことに気付いたお釈迦様。
苦行によっては、自分の求めているものは得られない。
中道
快楽に溺れる極端、苦行に苛む極端ではなく、ゆったりと、静かに、穏やかに進む道
この道を歩みながら、真理を探究していこうと、お釈迦様は考えました。
ヨガ哲学のもとである考えです。
中道、中庸、バランス。
がんばりすぎない、でも、だらだらしているのではない。
気を張り過ぎない、でも抜けていない。
限界超えて体を伸ばしすぎない、気持ちいいところ、限界一歩、二歩前を静かに観察できる。
こういうヨガを行った後は、心身ともに軽い。
優しい気持ちが広がり、静かである。
身体の中が引き締まる。
ともに目指しましょう、こういうヨガを!
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