We are living healthily,happily and peacefully.

アイアンガーヨガは、世界基準の認定試験を通過した認定指導員だけが指導できます。
認定指導員となってからも、常にレベルの保持と向上の為さらに
研鑽(けんさん)することが義務付けられています。
認定指導員でなければアイアンガーヨガの名を使用することもできません。

2015/02/23

高齢者のヨガ

毎週、火曜日は香川大学隣の妙心寺派薬王寺さんにて

60歳以上の方対象にアイアンガーヨガクラスをやっています。


約4年前、スタート当時はお一人、そのあとしばらく2人で。

2年後2人増え、現在4人でほとんどお休みすることなく
続いています。

「お休みしない」ここがまずヨガに必要で、そしてヨガの効果であるとも思う。

大きな病気も怪我もなく、毎週、集まり、「ここが痛い」「家族にこんなことがあった」
などなど、おしゃべりから始まって、そして、クラスが始まると



しっかり自分に向き合います。
70、80歳代のみなさん、以前からヨガをやっていたわけではありません。
むしろ今が初めての運動に近い。
今、多くの施設で高齢者向けの運動教室、リハビリ教室がありますが、
その現状を私は知りません。
 私にできることは、正しくアイアンガーヨガをお伝えし、安全に行う、
病気、怪我を防ぐよう、ヨガを日常に取り入れてもらう。


上のベルトを使ったスプタ・パーダングシュタアサナⅠ。
このポーズは欠かさず毎回やっています。
脚の後ろ側、お尻、腰を伸ばすポーズ。
骨盤ではなく脚を上げて、股関節の動きを理解、意識するポーズ。
年齢を重ね、私以上に体の痛み、不調も経験されているみなさん。
私の問いかけに、反応する速さには驚きます。
このアサナ、やればやるほど、好きになるという方もいらっしゃいます。
「正座ができるようになった」「腰が伸びる」「ふくらはぎの硬さにびっくりする」



いわゆるスクワット。ウットカータアサナ。
はじめは、膝をまげすぎることなく、向きにも注意をむけ、
転ばないよう椅子をもってやります。
今は、脚全部のエネルギーの向きに意識をより持って練習しています。
そうすると「先生、これ、回数たくさんやらなくても十分ききますね!」


レッスン最後は、骨盤周りを修正し休ませるポーズや
上の写真のように胸を気持ちよくひらいて全身を休ませるポーズをやります。
みなさん、このポーズ好んでやっています。
時にお昼寝TIMEになっています。

アイアンガーヨガの特徴である道具を使ってのレッスン。
お寺には充分な道具はありません。
毛布も、生徒さんが家にある使わないバスタオルや毛布を持ってきてくれました。

そしてクラスでは、このヨガでもっとも重要とされるアライメント(正姿勢)も、
各自ができる範囲で意識し、自分を修正しながら動いています。

正しい姿勢。

強い足、脚。そこから伸びる背骨、腕。

アイアンガーヨガを長く続けている方の脚はほんとうに素晴らしい。

それなりに膝に違和感がでたり、筋力は落ちますが

その速度が遅い。

予防のために、早く運動をする習慣をつける。
動かなくなってからでは、辛いばかり。

まだまだ、ヨガに対する認識は浅いと思う。
「柔らかくないからヨガはできない」「アクロバットみたいなポーズやるの?」
「若い子がやるスポーツ?」

全部NO!!!


私自身、家族を見ていて思います。

「自分は大丈夫。」

「膝が痛いから運動できない。」「教室に通う必要はない、お買い物行く時、自転車乗ってる」

体は動かさないけど、口はたくさん動いています(;_;)

舌には骨がないから、一番柔らかい、よ~~く動くわけです( ̄ー ̄)

一般的にいう高齢者でなく、今はまだ若い、体も思うように動いている我々も

確実に老化はしているわけだから、

予防のためにも早いうちに、運動を日常の一部にしましょう。

20歳だろうが、70歳だろうが。自分にあったレベルで。

運動とは日常の生活から、もう少し、エネルギーを使うものです。

肩の高さ以上、腕をあげる
少し呼吸が早くなる程度歩く
いつも曲がってる膝を、しっかり伸ばす

初めてのことをするときは、緊張したり、ネガティブなことも考えます。
でも、それは、反対から見ると、楽しみでもあります。

家族、知り合いで、運動したいんだけど、足ふみされている方がいれば、
ちょっと背中押してみましょう。やり過ぎると遠ざかるので、「ちょっと!」

そして人ごとではないことも、常に頭のどこかに置いておきましょう。

その機会、場を提供することも、私の仕事のひとつですね。












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